子どもと一緒に走って笑う時間は、きっと一生の宝物になる。
昔から親しまれてきた「だるまさんがころんだ」は、走る楽しさと止まるスリルが味わえるシンプルで魅力的な遊びです。
私も子どもの頃、夕暮れの空き地で友だちと夢中になって遊んだ記憶があります。
そして今では、孫たちと一緒に楽しみながら、改めてこの遊びの奥深さを感じています。
ルールは簡単ですが、年齢や人数に合わせて工夫できるので、幼児から中学生、そして親子まで幅広く楽しめます。
この記事では、基本の遊び方から安全対策、さらに盛り上がるアレンジ方法まで、初心者でもすぐに実践できる内容を丁寧に紹介します。
昔遊びを通して、子どもたちとの時間がもっと楽しくなるきっかけになれば嬉しいです。
だるまさんがころんだとは?基本を理解しよう

だるまさんがころんだの基本ルール
オニに背を向けて走り寄り、オニが振り向いた瞬間にピタッと止まるという流れは、とてもシンプルですが奥深い遊び方です。
特に小さな子どもは、振り向かれた瞬間に体がフッと動いてしまうことが多く、そのたびにみんなで笑い合えるのが魅力です。
この「止まるか」「動いてしまうか」が勝敗のカギであり、子どもたちは次第に体の使い方やバランスを意識するようになります。
慣れてくると、止まる瞬間に思わずユニークなポーズをしてしまうこともあり、「その姿勢ずるいよ!」と笑い声が起きながら、遊びの雰囲気がどんどん明るくなっていきます。
また、オニの振り向くスピードやタイミングによって難易度が変わるため、子どもたちは自然と相手の動きを読む力も育っていきます。
オニが少しゆっくり振り向くと参加者はぐっと近づけますし、急に早く振り向くと慌てて止まるため、緊張感と楽しさのバランスが保たれます。
動いてしまうとスタート地点に戻るか、オニと交代することになりますが、この交代のたびに役割が変わるため、飽きにくいのも大きな特徴です。
子どもたちは「次こそは動かずに止まろう」と小さな挑戦心を持ちながら繰り返し挑戦し、遊びながら集中力を養うことができます。
プレイに必要な道具と準備
特別な道具は一切必要ありませんので、いつでもどこでも気軽に始められます。
広い場所と、走ったり止まったりできるスペース、そして元気な子どもたちがいればそれで十分です。
ただし、走ると勢いがつきやすいため、開始前に安全をしっかり確認することが大切です。
【遊ぶ場所の例】
- 公園の広場
- 校庭
- 庭
- 室内(少人数なら可)
特に公園や校庭では、地面に小石や段差がないかを最初にチェックするだけで安全性が大きく高まります。
また、室内で遊ぶ場合は、テーブルや棚の角にぶつからないよう動線を確保することが必要です。
子どもたちは夢中になるとまわりが見えなくなることもあるため、事前準備が安全に遊ぶためのポイントになります。
遊びの導入方法と掛け声の例
まずはオニが立つ位置と、参加者が目指すゴール地点を決めます。
私はいつも孫に「ここがおじいちゃんの場所だよ」とゆっくり伝え、遊びの流れを丁寧に説明しています。
遊び慣れていない子でも、最初に分かりやすくルールを共有してあげるだけで安心して遊べるようになります。
掛け声は地域によってさまざまですが、最も一般的で覚えやすいのは次のようなものです。
- だるまさんがころんだ
- だるまさんがころんだら
- だーるーまーさーんーがーこーろんだ!(ゆっくり言っても楽しい)
この掛け声の長さによって、子どもたちが進める距離が変わるため、自然と「どのタイミングで止まるか」を考えるようになります。
さらに、掛け声をゆっくりしたり早くしたりすると難易度が変わり、子どもたちも戦略を立てながら夢中になって遊び続けます。
緊張と笑いが入り混じった独特の雰囲気が、この遊びの魅力でもあります。
子どもたちと楽しむためのルールの工夫

私が実際に孫たちと遊んで感じたのは、「小さな工夫だけで楽しさが何倍にもなる」ということでした。
バリエーション豊かなアレンジ方法
- 一歩だけ進める「進んで良いステップ」方式
- 掛け声を変えて反応を楽しむ
- ゴール直前にポーズ指定をする
これらのアレンジは、子どもたちが飽きずに何度も挑戦できる工夫としてとても効果的です。
特に「一歩だけ進めるステップ方式」は幼児から小学生まで幅広く楽しめます。
歩幅を小さくしたり、大股にしたりと、子どものアイデアによってバリエーションが自然に増えていきます。
掛け声のアレンジはさらに奥深く、テンポを速くしたりゆっくりにしたりするだけで難易度が大きく変わります。
たとえば「だーるーまーさーんーがー……ころんだ!」のように間を取ると、子どもたちはその瞬間を狙って一気に距離を詰めようとするため、緊張感が高まります。
ゴール直前のポーズ指定も大人気で、「飛行機のポーズ!」「ロボットのポーズ!」など、子どもたちの想像力がどんどん膨らむ瞬間が見られます。
例えば「だるまさんが…ジャンプした!」と言うと、子どもたちは「ええっ!?」と驚きながらも楽しそうに一斉にジャンプします。
予想外の動きが入ることで、遊びの幅がぐんと広がり、笑い声が途切れることがありません。
大人が少し工夫を加えるだけで、子どもたちは何度でも遊び続けられるほど夢中になります。
オニ役の決め方とその役割
じゃんけんで決めても良いのですが、私の家では「今日一番早起きした子がオニ」というルールがあります。
すると「早起きしたら楽しいことがある」と子どもが自然に学び、朝のリズムづくりにもつながります。
オニという役割はただの“鬼”ではなく、ゲーム全体を進行する司会者のような役割です。
掛け声のテンポを調整したり、振り向くタイミングを変えたりと、工夫の幅が広く、子どもたちは主体的に遊びを作り上げる経験ができます。
また、オニを交代で行うことで、全員がリーダー役を体験できる点も魅力です。
遊びが盛り上がるためのポーズと動作
ゴール間近で「変なポーズをしながら止まる」というルールは、子どもたちの創造性を一気に引き出します。
ポーズの種類が増えるほど、どんな姿勢で止まってくるのか見ている側もワクワクします。
私の孫はいつも片足立ちで止まろうと挑戦しますが、バランスを崩して「うわっ!」と笑いながら倒れそうになります。
そのたびに周りの子どもたちもつられて笑い出し、遊び場の空気が一気に明るくなります。
ときには、子どもたち自身が「今日は片手だけ上げて止まろう!」など、新しいポーズを提案することもあります。
こうした自主的な発想が増えるほど、遊びはさらに豊かになり、子どもたち全員が主役のような時間を過ごせます。
そんな姿がとても微笑ましいのです。
だるまさんがころんだの面白いルール集

中学生向けのアレンジバリエーション
ちょっと大きくなった子向けには、動きを激しくしたタイプがおすすめです。
- 高速振り向きモード
- ギリギリまで近づいたらポーズ指定
- ゴール後の役割交換
中学生になると、勝ち負けに対する意識が低学年の頃よりも一段と強くなります。
そのため、ほんの少しルールをアレンジするだけで、クラス全体が一気に盛り上がるほどの白熱したゲームに変わります。
特に高速振り向きモードは人気で、オニが急に振り返る瞬間の緊張感が大幅にアップします。
子どもたちは「今だ!」と一気に距離を詰めるタイミングを真剣に探りながら遊ぶため、集中力と判断力の両方が鍛えられます。
また、ギリギリまで近づいたところでポーズを指定される遊び方は、意外性があって大変盛り上がります。
例えば「変顔のポーズ!」「ロボット歩きで止まれ!」など、おもしろい動作が入り混じることで、遊びの雰囲気がとても明るくなります。
ゴール後の役割交換方式もおすすめで、ゴールした瞬間に次のオニがランダムに決まるため、緊張感とスピード感が増します。
誰がオニになるのか分からないドキドキ感が、中学生には特に受けるポイントです。
似た遊びとの比較と特徴
| 遊び | 特徴 | 難易度 |
|---|---|---|
| だるまさんがころんだ | 止まる・動くのメリハリ | ★★☆ |
| 氷おに | 鬼から逃げ続ける | ★★☆ |
| かくれんぼ | 隠れる戦略が必要 | ★★★ |
「だるまさんがころんだ」は、運動が苦手な子でも参加しやすい点が大きな魅力です。
動く・止まるの動作はシンプルで、走る速さに自信がなくても十分に楽しめるため、幅広い子どもたちが自然に遊びに加わることができます。
氷おには体力や運動量が必要になりやすく、走るのが得意な子が有利になりがちです。
一方でかくれんぼは戦略性が高く、隠れ場所を選ぶ判断力や空間の理解が必要で、難易度がやや高めです。
それに比べて「だるまさんがころんだ」は、体力勝負にも戦略勝負にも偏り過ぎず、誰でも気軽に参加できるバランスの良い遊びとして優れています。
ストップのタイミングで変わる戦略
掛け声が短いと近づける距離が短くなり、長いと一気に進めます。
子どもたちは自然と「次は長く言うかな?」と予測しながら遊ぶため、集中力や判断力が身につきます。
ゲームに慣れた子たちは、オニの呼吸や声の調子を読み取り、「そろそろ止まるはず」と先読みするようになります。
こうした読み合いが増えるほど、遊びの奥深さが際立ち、より高度な戦略性が生まれます。
さらに、オニがフェイントを入れて掛け声のテンポを変えると、ゲームの難易度がぐっと上がります。
子どもたちは「油断しないようにしよう」と自然に気を張るため、集中状態が長く続きます。
このように、ストップのタイミングひとつで遊び全体の流れが変わり、子どもたちの判断力・瞬発力・観察力がバランスよく鍛えられるのです。
幼児向け!簡単にできる導入方法

幼児が楽しむための遊び工夫
幼児は急に走り出すこともあるため、ゆっくり進むルールに変えると安全に遊べます。
特に幼児は視野が大人より狭いため、まわりの状況に気づきにくく、夢中になるとまっすぐ走ってしまうことがよくあります。
そのため「早く走ること」より「ゆっくり進む楽しさ」を感じられるルールづくりが大切です。
例えば「1歩ずつ進む」だけでも大盛り上がりです。
さらに「カニさん歩き」や「そーっと忍者歩き」など、歩き方にテーマをつけると喜んで参加します。
親や先生が歩き方を面白く見せると、子どもたちも真似したくなり、安全に遊びながら体の使い方を自然と学べます。
早く理解できるための指示方法
「動いたらアウト」ではなく「止まれたら合格」にすると幼児は安心します。
幼児は“禁止の言葉”よりも“できたことをほめてもらえる言葉”のほうが行動しやすく、自信を持って取り組めます。
例えばゲーム前に「止まれたらすごいね」「上手にピタッてできたら拍手しようね」と伝えるだけで、子どもたちは楽しそうにチャレンジしてくれます。
また、短い言葉で区切って伝えると理解しやすくなります。
「止まるよ」「見るよ」「静かにね」といった一語指示は、幼児でもすぐ反応できるため効果的です。
必要であれば、大人が実際にお手本を見せながら説明すると、安心してルールを覚えることができます。
遊びを通じて学ぶ大切さ
- 指示を聞く力
- ルールを守る習慣
- 友だちとの協力
これらを自然と身に付けられるため、保育園でもよく取り入れられています。
さらに、遊びの中で「先生や大人の声を聞いて行動する」経験が積み重なると、日常生活でも落ち着いて行動しやすくなります。
友だちと同じタイミングで止まったり、順番を守ったりする過程は、社会性を育む大切なステップです。
だるまさんがころんだは、幼児でも達成感を味わえる遊びのため、成功体験を積みやすく、自己肯定感の向上にもつながります。
保育園でもよく取り入れられています。
楽しく遊ぶための注意ポイント

事故を防ぐための注意事項
- 石や段差がない場所で遊ぶ
- 靴ひもを結び直す
- ぶつかりやすい場所ではスピード制限
遊び始める前のほんの1分のチェックで、事故はぐんと減ります。
さらに、子どもは夢中になると足元を見ずに走り出してしまうことが多いため、大人があらかじめ「危ない場所」を一緒に確認しておくと安心して遊べます。
例えば「ここに少し段差があるよ」「この石はどけておこうね」と声をかけるだけでも、子どもたちは周囲を見る習慣が身につきます。
また、靴が脱げやすいタイプの場合は、事前に面ファスナーをしっかり締め直しておくと安全です。
スピードを出しすぎないようにするための工夫として、「ここからここまではゆっくり歩きコースね」と区間を決めてあげるのも良い方法です。
安全を守りつつ遊ぶ経験を積むことで、子どもは“自分で危険を察知する力”も育てることができます。
遊びの中でのコミュニケーション
子ども同士のちょっとしたトラブルも、遊びの中で解決しやすいものです。
「次は順番変えようね」「交代しようね」と声をかける習慣が身につきます。
さらに慣れてくると、子ども同士で「いまの動いた?」「じゃあ次こうしようか」と話し合えるようになり、自然と協調性が育ちます。
大人が少しサポートしながら、子ども自身に考えさせる時間をつくると、より豊かなコミュニケーションに発展していきます。
保育園での実践例と効果
多くの保育園では朝の外遊びで取り入れられています。
先生の話では「動と静のメリハリが身につく」とのことでした。
走って止まる動作を繰り返すことで、感情や行動のコントロールを覚えやすくなると言われています。
また、だるまさんがころんだは短時間でも達成感を味わえるため、気持ちの切り替えがしやすく、次の活動にもスムーズに移れるという利点があります。
確かに、私の孫も以前より集中力が上がったように感じます。
遊びながら成長を感じられる瞬間が、何よりうれしく感じます。
まとめ:子どもたちとの時間を楽しもう!

だるまさんがころんだの魅力
走る楽しさと、止まるドキドキ感。
そして、誰とでもすぐに仲良くなれる不思議な力。
昔遊びの良さを、改めて実感できる遊びです。
この遊びは、ただ体を動かすだけでなく、子ども同士の距離を自然に縮めてくれる温かさがあります。
初対面の子でも、一緒に「だるまさんがころんだ!」と声を出すだけで一気に場が和み、笑い合える空気が生まれます。
私自身、孫と公園で遊んでいると、知らない子がそっと混ざってきて、気づけばみんなで大人数になっていたことが何度もあります。
昔ながらの遊びの力は本当にすごいものだと感じます。
遊び方は簡単なのに、動く・止まるの緩急が子どもたちの注意力を刺激し、想像以上に夢中になれるところも魅力です。
さらに、振り向きのスピードや距離など、遊ぶたびに違う“変化”があるため、年齢を問わず楽しめます。
まさに「世代を超えて遊べる昔遊び」の代表と言えるでしょう。
次に試したいアレンジ遊び
- 氷おに
- だるまさんがジャンプ
- ゆっくり振り向きゲーム
少し工夫するだけで、子どもの笑顔がもっと増えます。
特に「だるまさんがジャンプ」は大人気で、止まる瞬間にジャンプするという単純な動きが加わるだけで難易度がぐっと上がり、笑い声が絶えません。
「ゆっくり振り向きゲーム」は反応のタイミングをじっくり計れるため、小さな子でも参加しやすく、親子で一緒に遊ぶのに向いています。
氷おには動き続ける楽しさも加わるため、体力がついてきた小学生にもおすすめです。
このように、元のルールをほんの少し変えるだけで遊びの世界が広がり、何度でも遊びたくなる魅力があります。
楽しむための心構えと親の役割
大切なのは「一緒に楽しむ姿勢」です。
親や祖父母が笑って参加すれば、子どもはもっと嬉しくなります。
子どもは大人の顔をよく見ていて、楽しそうかどうかを敏感に感じ取ります。
私も孫と遊ぶとき、少し大げさに驚いたり、ゆっくり振り向いたりするだけで、孫はお腹を抱えて笑ってくれます。
そんな姿を見ると、大人のほうが元気をもらえる気がします。
また、大人が場の雰囲気を和ませると、子ども同士の緊張がほどけ、初めて会った子とも仲良くなりやすくなります。
安全に目を配りつつも、「遊びの一員」として楽しむことで、子どもにとって特別な時間になります。
たった数分の遊びでも、子どもにとっては一生の思い出になる。
あなたは、今日どんな姿で子どもと遊びますか?
ぜひコメントやSNSで感想を聞かせてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 室内でも遊べますか?
はい、少人数なら可能です。家具にぶつからないように注意してください。
さらに室内で遊ぶ場合は、走るスペースをなるべく広く確保してあげると安心して遊べます。
例えばテーブルや椅子を壁際に寄せたり、カーペットやマットを敷くことで滑りにくくなるため安全性が高まります。
また、室内では声が響きやすいため、掛け声のボリュームを少し抑えたり、「歩くルール」「小さくステップするルール」に変更すると落ち着いて遊べます。
大人が最初に室内の危険ポイント(角・段差・コード類)を確認することで、安心して遊べる空間になります。
Q2. 何歳から遊べますか?
3歳頃から遊べますが、幼児向けにゆっくりしたルールにすると安全です。
幼児はルールを覚える途中のため、「ピタッと止まれたらOK」など、できたことを褒めてあげると理解が早く進みます。
また、5歳頃になると動きのコントロールが安定してくるため、通常ルールでも十分楽しめるようになります。
兄弟や友だちと遊ぶと、年上の子が自然とリード役になり、年下の子の理解を助けてくれることも多いです。
年齢に合わせてスピードや距離を調整すれば、広い年齢層で一緒に楽しめます。
Q3. 最適な人数は?
3〜8人ほどが遊びやすくおすすめです。
人数が少ない場合は、一人一人の動きがよく見えるため、初心者でも練習しやすいです。
人数が多い場合は、オニの振り向くタイミングや位置を変えると全体がまとまりやすくなり、より戦略的に楽しめます。
10人以上で遊ぶ場合は、チームに分けたり、スタート地点をずらすなど工夫すると混雑を防げます。
人数によって遊び方が柔軟に変えられるため、少人数から大人数まで幅広く楽しめる遊びです。

