【昔遊び】竹馬の作り方|誰でもできるステップバイステップと安全な遊び方

竹馬づくりと安全な練習準備の雰囲気 昔遊び(体を使う遊び系)

 

竹馬づくりで、親子の時間と、バランス感覚を、いっしょに育てる。

近ごろ、外で体を動かす遊びが、あらためて見直されています。
その中でも竹馬は、材料がそろえば家庭でも作れて、遊びながら体の使い方を学べる、昔遊びの代表の一つです。
作る工程そのものも、「測る」「切る」「削る」「確かめる」といった学びがあり、親子や先生と子どもが、同じ目標に向かって取り組める時間になります。
この記事では、竹馬の基本の作り方を、安全に配慮しながら、順番にまとめます。
初めての方でも、無理なく進められるように、材料の選び方や、遊ぶときの注意点も、あわせて紹介します。
竹馬は、少し高い位置で遊ぶ道具なので、作る工程と練習環境の安全が大切です。
工具の扱いに不安がある場合は、無理をせず、大人のサポートや既製品の活用も検討してください。
この記事では、家庭や学校で取り入れやすい範囲の注意点も、あわせて整理します。

昔遊びの概要

竹馬づくりの準備で長さを測る場面

このページでは、
家庭や学校で竹馬を作り、
遊ぶことを想定しています。

作業や練習は、
必ず大人が見守り、
安全を優先した環境で行ってください。

竹馬とは

竹馬は、
2本の竹(または棒)に、
足を乗せる踏み木を固定して、
その上に立って歩く遊具です。

見た目はシンプルですが、
体のバランスを取りながら動くため、
慣れるほどに面白さが増えていきます。

昔から、
家の近くや学校の校庭で、
子どもたちが練習していた遊びとして、
広く親しまれてきました。

竹馬の良い点は、
上手にできることだけが目的ではなく、
少しずつ慣れていく過程そのものが、
遊びになるところです。

昨日は立てなかったのに、
今日は一歩出せた、
という変化が、
そのまま喜びになります。

歴史と文化的な背景

竹馬のような道具は、
古い時代から、
ぬかるみを歩く工夫や、
作業を助ける道具としても使われてきた、
と言われています。

その後、
子どもが遊びとして楽しむ形に、
少しずつ定着していった、
と考えられます。

また、
「竹馬の友」という言葉があるように、
子どもの頃からの友情を思い出させる存在として、
文化の中にも残っています。

地域の行事や遊びの場で、
竹馬が登場することもあり、
暮らしの中の遊びとして、
長く受け継がれてきたことがうかがえます。

昔の子どもたちは、
今のように遊具が豊富ではない環境でも、
身近な素材を使い、
遊びを生み出してきました。

竹馬は、
その象徴のような遊びです。

決まった正解の形だけではなく、
地域や家庭によって、
踏み木の形や高さ、
持ち手の工夫が違うこともあります。

その違いは、
暮らしの知恵や、
安全への配慮が、
それぞれの場に合わせて積み重なってきた結果、
とも言えます。

遊び方(基本)

支えの近くで竹馬を練習する場面

基本の楽しみ方

竹馬の基本は、
「乗る」「立つ」「歩く」です。

最初は、
壁や手すりの近くで、
竹馬に乗って立つ練習から始めます。

次に、
短い一歩を出して、
数歩だけ進む練習へ進みます。

慣れてきたら、
止まる、
曲がる、
少し速く歩く、
というように、
できることが増えていきます。

最初の段階では、
歩くことよりも、
「乗り降りが落ち着いてできる」ことが、
大切になります。

乗るときに慌てると、
踏み木を踏み外しやすくなります。

降りるときも同じで、
足を下ろす場所が決まっていないと、
転びやすくなります。

家庭でも学校でも、
最初は、
「乗る場所」、
「降りる場所」、
を決めておくと、
練習が整いやすくなります。

初心者がつまずきやすい点

踏み木に足を置く位置の雰囲気

竹馬でつまずきやすいのは、
力が弱いからではなく、
体の使い方がまだ分からないことが多いです。

よくあるのは、
足を踏み木の端に乗せてしまい、
足裏全体で支えられていない状態です。

この状態だと、
少し揺れただけで、
踏ん張れずに崩れやすくなります。

踏み木の中央に、
土踏まずが来るくらいの位置を意識すると、
安定しやすくなります。

次に多いのは、
視線がずっと足元に向いてしまうことです。

足元ばかりを見ると、
背中が丸まり、
重心が前に落ちやすくなります。

怖いときほど、
遠くを見て、
上半身を起こす方が、
結果的に安全になりやすいです。

また、
「腕で体を引き上げようとする」勘違いも起こりやすいです。

竹馬は、
腕の力よりも、
体幹と足裏で支える感覚が中心です。

腕は、
上半身を安定させる補助として、
軽く使うくらいが合いやすいです。

上達のコツ

最初から長く歩こうとすると、
怖さが先に立つことがあります。

「1歩だけ」、
「3歩だけ」、
という小さな目標にすると、
成功体験を積みやすくなります。

大人が支えるときは、
体重を全部支えるのではなく、
倒れそうなときに軽く支える、
くらいの補助が、
自分でバランスを覚える助けになります。

練習の流れは、
「立つ」、
「一歩」、
「二歩」、
「止まる」、
という順番が分かりやすいです。

歩くだけを続けるより、
止まる練習を入れる方が、
安全が整いやすくなります。

また、
大人の見守りでは、
手を引いて前に進ませるより、
横から支えて、
転びそうな方向を止める方が、
怖さを減らしやすいです。

子どもが慣れてきたら、
支える手を少しずつ減らし、
「自分でできた」を増やしていきます。

竹馬の作り方(基本)

ひもで踏み木を固定する作業の様子

先に決めておくこと

竹馬づくりは、
最初に、
長さと踏み木の高さを決めると、
作業が進めやすくなります。

長さは、
使う人の身長より、
少し上まで持てるくらいにすると、
つかみやすくなります。

踏み木の高さは、
最初は低めにして、
慣れてから上げられるようにすると、
安全に練習できます。

このとき、
「最初から高くして上達させたい」、
と思うこともありますが、
高さがあるほど転倒の危険が増え、
怖さも強くなりやすいです。

低い高さで成功体験を作ってから、
少しずつ上げる方が、
結果的に上達が早いことがあります。

家庭で作る場合は、
まずは、
低い踏み木で完成させ、
様子を見て、
次の段階を考える流れが安心です。

材料

  • 主軸の竹(2本)
  • 踏み木用の角材(2本)
  • 固定用のボルトとナット(必要数)
  • ワッシャー(あれば安心)
  • 補強用のひも(麻ひもなど)
  • 滑り止め(テープやシートなど)

材料は、
高価なものをそろえる必要はありませんが、
安全に関わる部分は、
状態のよいものを選びます。

特に主軸の竹は、
ひび割れや大きな欠けがないか、
節の周りが弱っていないか、
確認しておくと安心です。

踏み木の角材も、
反りが大きいと、
足が乗ったときに違和感が出やすいです。

できれば、
断面がそろっているものを選びます。

道具

  • ノコギリ(竹や角材を切る)
  • ドリル(穴あけ)
  • メジャー(長さと高さを測る)
  • スパナやレンチ(締め付け)
  • ペンチ(補助)
  • やすりや紙やすり(角とささくれ処理)

工具に慣れていない場合は、
作業の前に、
切る向き、
固定の仕方、
穴の位置の確認、
などを、
落ち着いて段取りしてから始めると、
失敗が減りやすくなります。

竹は丸くて転がりやすいので、
切るときは、
必ず固定して作業します。

床の上で切ろうとすると、
思わぬ方向に動いて危険です。

万力やクランプ、
もしくは、
すべりにくい台の上で、
大人がしっかり押さえる形が安心です。

材料の選び方の目安

主軸の竹は、
太さがそろっていて、
割れや大きな傷のないものを選びます。

実物を見て選べる、
ホームセンターや竹材店は安心です。

ボルトやナット、
ひもや滑り止めなどは、
100円ショップでもそろうことがあります。

ただし、
固定用の金具は安全に関わるため、
ぐらつきが出にくいものを選ぶ意識が大切です。

ここで迷いやすいのが、
「竹の太さはどれくらいが良いのか」、
という点です。

太いほど丈夫に見えますが、
重くなり、
子どもが扱いにくくなることがあります。

反対に細すぎると、
しなりや割れが心配になります。

家庭で使う場合は、
子どもが持ち上げられる重さで、
手で握ったときに安心できる太さ、
を目安にすると選びやすいです。

また、
竹の表面のささくれや、
割れ目は、
見た目以上に危険です。

購入後にやすりで整える前提でも、
大きな傷があるものは避けた方が無難です。

手順1:竹の長さを決めて切る

使う人が持ちやすい長さを決めます。

最初は、
少し長めにしておくと、
後で調整しやすくなります。

切ったあとは、
切り口を必ずやすりで整えます。

切り口の処理は、
安全面だけでなく、
竹の割れを広げにくくする意味もあります。

角が立ったままだと、
手に当たって痛くなることもあります。

表面を丸め、
引っかかりがない状態にします。

竹の節の位置も、
意識しておくと安心です、
節のすぐ近くは硬くて丈夫に見えますが、
穴あけが難しくなることがあります。

踏み木を付ける位置の近くに節がある場合は、
少し位置をずらして、
作業しやすい部分を使います。

手順2:踏み木の長さをそろえる

踏み木は、
左右で同じ長さにそろえます。

足が乗る面なので、
角を丸めるように、
やすりで整えておきます。

必要なら、
滑り止めを貼る準備もしておきます。

踏み木の幅は、
狭すぎると足が不安定になり、
広すぎると引っかかりやすくなることがあります。

家庭で作る場合は、
「靴のまま乗れるか」、
「裸足でも痛くないか」、
を意識すると、
ちょうど良い形に近づきます。

角は、
丸くしておくだけで、
転倒時のけがのリスクが下がります。

木材の角が残っていると、
すねや足首に当たったときに痛くなりやすいです。

手順3:踏み木の位置を決める

最初は低めの位置が安心です。

左右の高さがずれると、
立ちにくくなります。

メジャーでしっかり測って、
印を付けます。

竹の節に近すぎる場所は、
穴あけが難しいことがあるので、
位置を少しずらす工夫も考えます。

位置決めでは、
「左右の踏み木の高さ」だけでなく、
「踏み木の向き」も意識します。

踏み木の角材が、
竹に対して斜めに付くと、
足が乗ったときにねじれやすくなります。

印を付ける前に、
竹を床に並べ、
踏み木を仮に当ててみて、
同じ向きになるか確認すると安心です。

学校で複数人が使う場合は、
最初から高くしすぎないようにし、
同じ仕様でそろえると、
指導がしやすくなります。

手順4:穴をあける

穴あけは、
竹が割れないように、
ゆっくり進めます。

当て木をすると、
入口と出口の欠けを減らしやすくなります。

踏み木の角材にも、
同じ位置に穴をあけます。

穴あけで起こりやすい失敗は、
ドリルの刃がぶれて、
穴が斜めになることです。

斜めになると、
ボルトが通りにくくなり、
締め付けたときに、
踏み木がずれてしまうことがあります。

不安な場合は、
最初に細い刃で下穴をあけてから、
必要な太さに広げる方法もあります。

また、
竹は内部が空洞なので、
穴をあけた瞬間に、
力が抜けて刃が進みすぎることがあります。

出口側の欠けを防ぐためにも、
当て木は役立ちます。

手順5:ボルトで固定する

竹と踏み木の穴を合わせて、
ボルトを通します。

ワッシャーがあると、
締め付け部分が安定しやすくなります。

ナットを締めるときは、
しっかり固定しつつ、
竹がつぶれるほど締めすぎないように注意します。

ゆるみが心配な場合は、
ダブルナットなどで、
ゆるみにくくする方法もあります。

固定の段階では、
左右の踏み木が同じ向きで、
水平に近いかを確認します。

少しでも傾いていると、
乗ったときに片足へ体重が寄り、
怖さにつながります。

締め付ける前に、
一度、
踏み木を手で押して、
位置がずれないか確かめます。

ボルトを締めるときは、
一気に強く締めるより、
左右を交互に少しずつ締める方が、
偏りが出にくいです。

手順6:仕上げと補強

切り口、
踏み木の角、
手が触れる部分は、
ささくれが残らないように、
丁寧にやすりがけをします。

踏み木と竹の接合部を、
ひもで巻いて補強すると、
摩擦が増えて安定しやすくなります。

最後に、
滑り止めテープを踏み木に貼ると、
足がずれにくくなります。

仕上げは、
時間がかかりやすい部分ですが、
省かないことが大切です。

竹のささくれは、
刺さると痛みが残りやすく、
遊びへの不安につながります。

「触っても引っかからない」、
という状態まで整えると、
安心して練習できます。

補強のひもは、
巻き方をそろえると、
見た目も整い、統一感にもつながります。

色つきのテープを使う場合も、
派手すぎない色にすると、
落ち着いた印象になります。

手順7:テストしてから渡す

完成したら、
大人が先に試して、
ぐらつき、
きしみ音、
ナットのゆるみがないかを確認します。

数分歩いてみて、
問題が出ないことを確かめてから、
子どもに渡すと安心です。

テストでは、
「軽く揺らしても踏み木が動かない」、
「体重をかけても異音がしない」、
「踏み木が左右で同じ高さに見える」、
といった点を確認します。

また、
踏み木の上で、
足を置き直しても滑りにくいか、
という確認も役立ちます。

滑り止めが弱い場合は、
靴の裏が湿っているだけで滑ることもあります。

屋外で使う前提なら、
雨上がりの日は避ける、
という判断も安全につながります。

年齢の目安とアレンジ

年齢の目安

竹馬は、
個人差がありますが、
低い踏み木から始めれば、
小学生くらいから楽しみやすい遊びです。

未就学の子は、
転倒のリスクが高くなりやすいので、
短い竹馬や、
大人がしっかり支えられる環境で、
無理のない範囲にします。

大人も、
体力づくりとして楽しめますが、
安全な場所と装備を整えることが大切です。

ここでは、
もう少し具体的に、
年齢別の目安と、
練習の進め方を整理します。

幼児

幼児は、
竹馬に乗る以前に、
高いところに立つ感覚に慣れていない場合があります。

そのため、
本格的に歩くことを目標にせず、
「乗って立つ」、
「支えがある状態で一歩出す」、
程度から始めます。

踏み木は、
できる限り低くし、
大人が両手で支えられる環境で行います。

幼児が怖がるときは、
無理をしないことが大切です。

怖さが強いまま進めると、
体が固まり、
転びやすくなることがあります。

小学生低学年

低学年は、
挑戦したい気持ちが強くても、
体のコントロールが追いつかないことがあります。

最初は、
短い距離で、
「止まれる」、
「降りられる」、
を重視します。

学校で行う場合は、
順番待ちの子が近づきすぎないように、
距離を取るルールを決めると安心です。

家庭では、
壁沿いや、
フェンス沿いに練習場所を作ると、
支えを使いやすくなります。

小学生高学年

高学年は、
身長も伸び、
踏み木の高さを上げたくなる時期です。

その場合も、
安全を優先し、
段階を踏むことが大切です。

練習としては、
「曲がる」、
「止まる」、
「ゆっくり歩く」、
の精度を上げると、
転倒が減りやすくなります。

イベント的に遊ぶなら、
コースを作り、
スピードを競うより、
丁寧さを楽しむ形が合いやすいです。

高さ調整の工夫

踏み木の高さは、
低い位置から始めて、
慣れたら少しずつ上げるのが基本です。

後で調整しやすいように、
踏み木の位置を変えられる作り方にする方法もあります。

ただし、
穴を増やすほど強度に影響することもあるため、
安全を優先して検討します。

調整式にする場合は、
「必要以上に穴を増やさない」、
「同じ高さの穴を左右でそろえる」、
「穴の周りに割れが出ていないか点検する」、
といった点を意識します。

家庭で複数の子どもが使う場合は、
身長差があることも多いです。

その場合は、
最初は一番低い設定にそろえ、
慣れた子だけが上げる、
という運用にすると、
混乱が少なくなります。

遊びのアレンジ

慣れてきたら、
・竹馬リレー、
・竹馬で鬼ごっこ(安全なルールに工夫)、
・コースを作って歩く、
など、
遊びを広げられます。

ただし、
速さや競争が強くなるほど、
転倒の危険も増えやすいので、
ルールをやさしめにして、
無理をさせないことが大切です。

アレンジの例としては、
「ライン歩き」が取り入れやすいです。

地面に、
チョークやテープで線を引き、
その線の上を、
ゆっくり進みます。

スピードよりも、
丁寧に歩くことが目的になるため、
安全の意識が整いやすくなります。

学校で行うなら、
「止まってあいさつ」、
という遊びもあります。

一定の場所で止まり、
目標物に向かって、
軽く頭を下げるだけの動作ですが、
止まる練習になり、
集中力も使います。

鬼ごっこ系を取り入れる場合は、
追いかける側も逃げる側も危険が増えます。

そのため、
「早歩きは禁止」、
「一定の範囲から出ない」、
「転んだらすぐ止まる」、
といった、
安全優先のルールを先に決めます。

安全面・注意点

ささくれや角を整える仕上げの場面

作るときの注意

ノコギリ、
ドリルなどの工具は、
大人が担当します。

子どもに任せる場合は、
測る、
やすりがけ、
滑り止めを貼る、
など、
安全な作業に限定します。

作業中は、
手袋や保護具を使い、
周囲に人が近づかないようにします。

作るときの事故は、
「材料が動く」、
「刃物がぶれる」、
「集中が切れる」、
という場面で起こりやすいです。

そのため、
作業は短時間で区切り、
疲れたら休む、
という進め方が安心です。

特に、
穴あけや切断の作業は、
最後まで大人が責任を持って行います。

子どもが手伝いたがる場合は、
やすりがけや、
拭き取り、
ひも巻き、
などを担当してもらうと、
達成感につながります。

作業中は、
保護メガネや手袋を使い、
竹や木材が動かないように固定して行います、
小さな子どもが近づかないように、
作業場所を区切っておくと安心です。

遊ぶときの注意

最初は、
芝生、
砂地、
体育館など、
転んだときの衝撃が小さくなりやすい場所を選びます。

硬い地面や、
車や人が多い場所は避けます。

ヘルメット、
ひざ当て、
ひじ当てなどを使うと、
けがのリスクを減らしやすくなります。

体調が悪い日や、
風が強い日は、
無理をしない判断も大切です。

慣れるまでは、
段差の近くや、
人が行き来する場所では、
行わないようにします。

遊ぶときに起こりやすい危険は、
「転倒」、
「周囲との接触」、
「無理な高さでの練習」、
です。

特に、
兄弟や友だちと一緒に遊ぶと、
早くできる子に合わせようとして、
無理をしやすくなります。

見守る大人は、
「比べない」、
「急がせない」、
「危険な場所を先に整える」、
という方針を持つと、
安心感を作りやすいです。

靴についても、
意外と差が出ます。

すべりやすい靴は、
踏み木の上で足がずれ、
転倒につながることがあります。

できれば、
底がすべりにくい靴を選び、
ひもがほどけないように確認します。

競争は転倒が増えやすいので、
最初は速さよりも、
安定して止まれることを目標にします

点検の習慣

竹馬の練習前に整えた安全装備

竹馬は、
使っているうちに、
ボルトが少しずつゆるむことがあります。

遊ぶ前に、

  • ナットのゆるみ、
  • 踏み木のぐらつき、
  • 竹の割れ、
  • ささくれ、

を軽く点検する習慣をつけると安心です。

点検は、
難しいことをする必要はありません。

手で踏み木を揺らしてみて、
動きがないか、
竹にひびが入っていないか、
触って引っかかる部分がないか、
を確認します。

学校で使う場合は、
授業の前に先生が点検し、
授業の後にも、
ゆるみが出ていないかを確認すると、
安全が保ちやすくなります。

家庭でも、
遊ぶ前に一分だけ点検する、
という習慣を作ると、
安心して継続できます。

しばらく使っていない場合や、
雨に濡れた後は、
特に念入りに確認します。

割れが広がっているように見える場合は、
使用を控えて、
作り直す判断も安全につながります。

教育的・文化的価値

竹馬は、
体のバランスを取る力だけでなく、
挑戦して続ける姿勢も育てやすい遊びです。

最初はうまくいかなくても、
少しずつ歩ける距離が伸びることで、
達成感につながります。

また、
作る工程では、
長さを測る、
左右をそろえる、
安全のために仕上げる、
といった、
生活や学習に通じる要素があります。

昔から続く遊びに触れることは、
地域や暮らしの歴史に目を向けるきっかけにもなります。

ここで大切なのは、
「できるようになること」だけが学びではない、
という点です。

できない時期に、
どう工夫するか、
どう声をかけるか、
その過程に、
教育的な価値が生まれます。

例えば、
一歩も出せない子がいたとします。

そのとき、
踏み木の高さを下げる、
支えを増やす、
練習時間を短くする、
という工夫で、
成功体験が作れることがあります。

こうした調整は、
学びの場でも大切な視点で、
子どもに合う環境を整える練習にもなります。

文化的な面では、
昔遊びが続いてきた理由に、
「身近な材料でできる」、
「一人でも複数でも遊べる」、
「上達の段階が分かりやすい」、
という特徴があります。

現代の遊びは、
完成された道具や、
画面の中の体験が多くなっています。

それに対して竹馬は、
道具を作るところから始まり、
体の感覚で上達していく点が、
現代と違う特徴です。

その違いを体験すること自体が、
昔遊びを学ぶ意味にもつながります。

家庭・学校での活用

学校で竹馬を安全に扱う場の雰囲気

家庭での活用

休日に、
親子で一緒に作って、
庭や近所の広場で練習すると、
「作る時間」と「遊ぶ時間」がセットになり、
思い出にも残りやすくなります。

できたところを写真に残すと、
成長の記録にもなります。

家庭での具体例としては、
作る工程を、
二日に分ける方法があります。

一日目は、
材料を選び、
切って、
穴をあけるところまで、
二日目は、
やすりがけと仕上げ、
点検、
試し乗り、
という流れです。

分けることで、
疲れが少なくなり、
安全に取り組みやすくなります。

また、
完成後の練習も、
毎回長く行う必要はありません。

五分だけ、
十分だけ、
という短い練習を続ける方が、
体が自然に慣れていきます。

祖父母が見守る場合は、
手を出しすぎず、
危ないときだけ支える形が合いやすいです。

「転びそうな方向に手を添える」、
という意識を持つと、
子どもも安心しやすくなります。

学校での活用

体育の導入として、
バランス遊びの一つとして取り入れる方法があります。

また、
図工や生活科の活動として、
「道具を安全に作る」、
「材料の特徴を知る」、
という学びにつなげることもできます。

学校で扱う場合は、
安全基準を明確にして、
先生が点検できる体制を整えることが前提になります。

学校での場面では、
子ども同士の距離が近くなりやすい点が、
注意点になります。

練習エリアを決め、
竹馬を持って待つ場所と、
乗って良い場所を分けると、
接触事故が減りやすくなります。

また、
指導の流れとしては、
最初に、

  • 乗り方、
  • 降り方、
  • 倒れたときの約束、

を共有すると、
落ち着いて進めやすくなります。

倒れたときは、

  • 竹馬を離して、
  • 自分の体を守る、
  • 周りの子は近づかない、

という約束があるだけでも、
安全が整いやすくなります。

学校で扱う場合は、
乗る場所と待つ場所を分けるなど、
動線を決めておくと安全が整いやすくなります。

親・祖父母・先生の視点

見守りのポイントは、
「危険を先に減らす」、
「小さな成功を認める」、
「比べない」、
の三つです。

危険を減らすとは、
練習場所を整え、
周りに物がない状態を作り、
必要ならヘルメットを用意する、
という準備を指します。

小さな成功とは、
一歩歩けた、
だけでなく、
立てた、
ゆっくり降りられた、
踏み木に正しく足を置けた、
といった部分も含みます。

声かけの例としては、
「いまの降り方、落ち着いていたね」、
「足の置き方が上手だったよ」、
「今日はここまでで十分だね」、
などが、
安心感につながります。

先生の立場では、
できる子を褒めるだけでなく、
怖がっている子にも、
「見ているだけでも参加」、
という形を作ると、
学びの場として整いやすくなります。

竹馬は、
挑戦する気持ちが大切ですが、
怖さを無理に押さえつける必要はありません。

まとめ

遊ぶ前に竹馬を点検する場面

竹馬は、
シンプルな材料で作れて、
遊びながらバランス感覚や集中力を育てやすい、
昔遊びの一つです。

作る工程では、
測る、
固定する、
仕上げる、
といった学びもあり、
親子や先生と子どもが、
同じ目標に向かって取り組める時間になります。

竹馬の良さは、
上達の段階が見えやすく、
小さな成功を積み重ねられる点です。

昨日より一歩進めた、
という変化が、
そのまま自信につながります。

一方で、
高さのある遊びなので、
安全への配慮は欠かせません。

ささくれ処理、
固定の点検、
練習場所と装備の工夫を大切にして、
無理のない一歩から始めます。

見守る大人は、
危険を減らし、
小さな成功を認め、
比べずに支えることが、
安心につながります。

家庭でも学校でも、
「乗る」、
「立つ」、
「降りる」、
という基本が落ち着けば、
竹馬は少しずつ楽しくなっていきます。

竹馬づくりを通して、
体の感覚、
工夫する力、
昔から続いてきた遊びの良さを、
ゆっくり味わってみてください。

竹馬づくりで、
親子の時間と、
バランス感覚を、
いっしょに育てる。

竹馬は、
できる速さや高さを競う遊びではありません。

安全な環境の中で、
その子のペースに合わせて続けることで、
楽しさと学びが自然に広がっていきます。

FAQ

Q1:竹馬の長さはどれくらいが作りやすいですか?

身長より少し上まで持てる長さにすると、
上の部分をつかみやすくなります。

最初は長めに作っておき、
慣れてから調整する考え方もあります。

持つ位置が高すぎると、
腕が疲れやすくなります。

逆に低すぎると、
上体が前に倒れやすくなることがあります。

使う人が自然に握れる高さを探し、
必要なら、
少し切って調整します。

Q2:踏み木の高さはどれくらいから始めると安心ですか?

最初は低めが安心です。

低い位置で「乗る」「立つ」ができるようになってから、
少しずつ上げると、
怖さが出にくくなります。

高さを上げるときは、
一気に変えず、
少しだけ上げて試す方が、
体が慣れやすいです。

Q3:作るのにどれくらい時間がかかりますか?

材料の準備を除くと、
初めての場合は、
2〜3時間ほど見ておくと安心です。

特に、
やすりがけと安全点検は、
時間をかけるほど、
けがのリスクを減らしやすくなります。

作業を急ぐと、
穴の位置がずれたり、
ささくれが残ったりしやすいです。

疲れを感じたら、
途中で休む判断も大切です。

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