昔遊びの定番「縄跳び」を、今日から親子で楽しくスタートしませんか。
遊び方やルール、安全ポイントまで、おじいちゃん視点でやさしくご案内します。
さあ、今日は「縄跳び(なわとび)」のお話をしようかね。
おじいちゃんやおばあちゃんが子どものころからある、なつかしい昔遊びのひとつだよ。
今も学校や公園で、元気に縄跳びをする子どもたちをよく見かけるね。
縄跳びは、ただピョンピョン跳ぶだけの遊びではないんだ。
体をきたえたり、リズム感を育てたり、数を数えるれんしゅうになったりする、とてもすぐれた遊びなんだよ。
しかも、準備する材料も少なく、親子でいっしょに楽しめるのがうれしいところだね。
この記事では、縄跳びの意味や由来、基本の遊び方、年れい別のアレンジ、安全に遊ぶためのルールなどを、ゆっくりていねいにお話しするよ。
「どうやって遊び方を教えたらいいかな。」
「昔遊びとして、子どもや孫に伝えたいな。」
と思っている保護者や祖父母の方に、やさしく読み進めてもらえるようにまとめたからね。
さあ、縄跳びの世界へ、いっしょに出かけてみよう。
縄跳びという遊びの意味

縄跳びは、長い縄を回し、その中でリズムよく跳ぶ遊びだよ。
とてもシンプルだけれど、体も心も元気にしてくれる、大切な昔遊びなんだ。
まず、縄跳びは「自分の体を自分でコントロールする」れんしゅうになる。
縄の回る速さを感じながら、タイミングを合わせてジャンプするだろう。
こうすることで、バランス感覚やリズム感が自然と身についていくんだ。
それから、「がんばる心」を育ててくれる遊びでもある。
最初は三回しか跳べなかったのが、五回、十回と増えていくと、子どもはとてもうれしくなるね。
「もう一回チャレンジしてみよう。」と思う気持ちが、ゆっくり育っていくんだよ。
さらに、友だちといっしょに長縄跳びをすると、「順番を守る」「みんなで協力する」といった社会性も身につく。
ただの遊び方に見えて、実は生活に大切な力をたくさん育ててくれるのが、縄跳びという昔遊びの大きな意味なんだ。
縄跳びの歴史・由来(文化背景)
縄を使った遊びは、むかしむかしから世界中にあったと言われているよ。
日本でも、江戸時代のころには、子どもたちが外で縄を使って遊んでいた記録が残っているそうだ。
昔は今のようなきれいな縄ではなく、わらやヒモをより合わせて作った縄で遊んでいたんだ。
農家の子どもたちは、田んぼや畑で使う縄を少し分けてもらって、自分たちで縄跳びを作ったとも言われているよ。
学校教育の中で縄跳びが広く行われるようになったのは、体力づくりや健康づくりが大事だと考えられるようになってからだ。
「少ない道具で、どこでもできる運動遊び」として、体育の授業でも取り入れられるようになったんだね。
今では、縄跳びは「昔遊び」としてだけでなく、「スポーツ」としても楽しまれている。
二重跳びやあや跳びなど、むずかしい技をきそう大会もあるくらいだよ。
昔から今まで、少しずつ形を変えながらも、ずっと愛されつづけている遊びなんだね。
必要な材料(準備)

縄跳びをはじめるために必要な材料は、じつはとても少ないんだ。
だからこそ、昔遊びとしても人気があったんだね。
まず、いちばん大事なのは「縄(なわ)」だ。
今はお店に行くと、子ども用の縄跳びがたくさん売られている。
ビニールの縄、なわの部分が少し重いタイプ、持ち手がにぎりやすいタイプなど、いろいろあるよ。
選ぶときは、次の点を気をつけるといい。
- 子どもの身長に合った長さかどうか
- 持ち手がすべりにくく、にぎりやすいか
- 室内用か、外遊び用かが分かっているか
次に大切なのは「くつ」だ。
サンダルやスリッパではなく、はきなれた運動ぐつにしよう。
足首がしっかりしていたほうが、ケガをしにくいからね。
そして「場所」も大事な材料のひとつだと考えてほしい。
地面がデコボコしていないところ。
ぬれていないところ。
まわりに人や物が少なく、縄が当たらない広さがあるところを選ぶといいよ。
公園の広場や、学校の校庭、自宅の前のスペースなどが、よく使われる場所だね。
基本の遊び方(手順)
ここからは、基本の遊び方をていねいに説明していくよ。
初めての子にも、保護者や祖父母の方がゆっくり教えてあげられるように、順番に見ていこう。
まずは縄の長さ合わせだ。
- 縄を片足でふみ
- 両手で持ち手を持つ
- 持ち手がみぞおちから胸のあたりにくる長さが目安だよ
長すぎると足にからまりやすく、短すぎると跳びにくいから、少しずつ調整してあげよう。
次に、かまえ方だ。
子どもにこう声をかけてあげてね。
「足をそろえて立ってごらん。
縄はかかとのうしろに置こうね。」
このとき、背すじを軽くのばし、前をまっすぐ見るようにすると、バランスがよくなるよ。
そして、いよいよ跳び方だ。
最初は「前とび」から覚えるといい。
- 手首をつかって、前から縄を回す
- 縄が足もとに来たら、小さくピョンと跳ぶ
- 高く跳びすぎず、小さくリズムよく跳ぶのがコツ
はじめは一回跳んだら止まってしまっても大丈夫だよ。
「一回跳べたね。すごいね。」
「次は二回にチャレンジしてみようか。」
と、少しずつ回数をのばしていけばいい。
慣れてきたら、「後ろとび」や「かけ足とび」にもチャレンジしてみよう。
でも、むりに難しい技をやらせる必要はないよ。
子どもが楽しそうに跳んでいたら、それがいちばんいい遊び方なんだ。
年齢別アレンジ(幼児/低学年/中学年以上)

幼児(3~5歳)向けの遊び方
幼児さんのころは、まだ体のバランスも十分ではないから、縄跳びそのものより「縄に親しむ」ことから始めるといいよ。
たとえば、こんな遊び方がある。
- 縄を地面において、「へびさんだよ」と言いながらまたいだり、ジャンプしたりする
- 大人が縄をゆらゆら動かし、その上をタイミングよくまたいで遊ぶ
- 短い縄をひいたり、おさんぽごっこをしたりする
このころは、「何回跳べたか」を気にするより、「縄といっしょに体を動かして遊ぶこと」がいちばん大事だよ。
笑顔で遊べていれば、大成功なんだ。
低学年(1~2年生)向けの遊び方
小学校低学年になったら、本格的に「前とび」をれんしゅうしてみよう。
まだうまくできない子も多いから、ゆっくりペースで見守ってあげてね。
おすすめのステップはこうだ。
- まずは一回跳びにチャレンジ
- 一回跳べたら、二回、三回と少しずつ回数をのばす
- できた回数をカレンダーに書きこんで、成長を見えるようにする
また、友だちやきょうだいといっしょに、「だれが何回多く跳べるかな」とゲームにしても楽しめるよ。
ただし、比べすぎて落ちこんでしまう子もいるから、「昨日の自分より少しがんばれたね」と、自分比べをほめてあげるといいね。
中学年以上(3年生~)向けの遊び方
中学年以上になってくると、体の使い方も上手になってくる。
このころから、少しずつ技のバリエーションをふやすと、縄跳びの楽しさがぐんと広がるよ。
おすすめの技は次のとおりだ。
- 後ろとび
- かけ足とび
- あやとび(腕をクロスして跳ぶ)
- 二重とび(縄が一回転するあいだに二回跳ぶ)
大切なのは、あわてず、自分のペースでチャレンジすることだ。
うまくいかないときは、「一回だけ二重とび」「三回だけあやとび」など、小さな目標を立てるといい。
保護者や祖父母の方も、「おじいちゃんもむかし、ここでつまずいたよ。」と、自分の思い出話をまじえてあげると、子どもも安心してチャレンジできるよ。
安全に遊ぶポイント
ここからは、前半のしめくくりとして「安全に遊ぶためのポイント」をまとめておくよ。
縄跳びは、とてもよい昔遊びだけれど、ちょっとした油断でケガをしてしまうこともあるからね。
まず、場所選びだ。
- まわりに人がいないか
- 車や自転車が通らないか
- 足もとに石や段差がないか
これらを、遊びはじめる前に大人がいっしょに確認しておこう。
とくに、アスファルトの上は固いので、ころんだときにケガをしやすい。
できれば土やゴムチップの地面のほうが安心だよ。
次に、服装だ。
長いスカートや、ひらひらした服は、縄にひっかかりやすい。
ポケットに物をたくさん入れていると、ジャンプしづらくなることもある。
動きやすい服装で、ポケットはなるべく軽くしておこう。
それから、「つかれたら休む」というルールも大事だ。
「あと一回。もう少しだけ。」とがんばりすぎると、足首やひざを痛めてしまうことがある。
水分をとりながら、休けいをはさみながら、楽しく続けていこうね。
保護者や祖父母の方は、子どもの様子をよく見てあげてほしい。
顔がまっ赤になっていないか。
息が上がりすぎていないか。
ふだんより元気がないようなら、その日は早めにやめてしまうことも大切なルールなんだ。
縄跳びの魅力・知育効果
ここからは、縄跳びという昔遊びがもつ、うれしい効果についてお話ししよう。
ただの遊び方に見えて、子どもの成長にとって、とても大きな力を持っているんだよ。
ひとつめは、「全身をつかう運動」という点だ。
縄跳びは、足だけでなく、腕、肩、おなか、背中、いろいろな筋肉をいっしょに使う。
そのため、バランスのよい体づくりに役立つんだ。
ふたつめは、「リズム感」と「集中力」が育つことだ。
縄が回る音や、足が地面に着くタイミングを感じながら跳ぶので、自然とリズムが身についていく。
何回もつづけて跳ぶには集中力も必要だから、「今この瞬間に心を向ける」練習にもなるんだ。
みっつめは、「数や時間の感覚」が身につくことだ。
「十回とべたら休もうね。」「一分間で何回跳べるか数えてみよう。」といった遊び方をすれば、算数の前かたちにもつながるよ。
楽しみながら数字になじむことができるんだ。
よっつめは、「自信と自己肯定感」にもつながることだ。
昨日より一回多く跳べた。
難しい技がはじめてできた。
こうした小さな成功体験が、子どもの心の中に「ぼくにもできた。」「わたしってすごい。」というあたたかい気持ちを育ててくれるんだよ。
このように、縄跳びは、体だけでなく、心や頭の成長にもよい影響を与えてくれる知育遊びだと考えられる。
だからこそ、むかしから今まで、たくさんの親子に愛されているんだね。
現代での縄跳びの活用例

今の時代は、ゲームやスマホなど、画面を見て遊ぶものがとても多いね。
そんな中で、縄跳びのような昔遊びを、どう生活に取り入れていけばいいか、いくつか例をあげてみよう。
まずは、「短い時間でもできる家族の運動タイム」として使う方法だ。
毎日はむずかしくても、週末の朝や夕方に、親子で五分だけ縄跳びをする。
「今日は家族みんなで前とび二十回にチャレンジしよう。」と声をかければ、楽しいイベントになるよ。
次に、「学校の宿題のようにプレッシャーにならない運動」として使うこと。
縄跳びカードや回数の目標を出されることもあるけれど、家ではあまりきびしくしすぎないのがおすすめだ。
「カードのためにやる」のではなく、「体がポカポカして、気持ちがいいね。」という感覚を大切にしてあげたいね。
さらに、地域の行事や保育園、学童などでも、縄跳びは活やくしている。
長縄を使ったゲームや、音楽に合わせて跳ぶ遊びなど、みんなで協力する遊び方は、とても人気があるよ。
保護者や祖父母の方が参加できるイベントなら、自分もいっしょに跳んでみるのもいい思い出になるね。
また、雨の日や寒い日には、室内用のやわらかい縄を使って、リビングの一角で軽く跳ぶこともできる。
家具に当たらない広さと、下の階にひびかないかどうかを確認しながら、ゆるやかに楽しんでみてね。
FAQ(5〜7問)
Q1:縄跳びは何歳ごろから始めるのがよいですか。
A:本格的に一人跳びをするのは、だいたい年長さんから小学校低学年くらいが目安だよ。
それより小さい幼児さんでも、縄をまたいだり、引っぱったりして遊ぶことはできるから、「縄に慣れる遊び」からゆっくり始めてみよう。
Q2:縄の長さはどうやって決めればいいですか。
A:子どもが縄のまん中を片足でふみ、両手に持ち手を持ったとき、持ち手の先がみぞおちから胸あたりにくる長さがちょうどいいと言われているよ。
少し長めにしておいて、必要ならむすんで長さを調整してもいいね。
Q3:外でしか縄跳びはできませんか。
A:基本的には外遊びのほうが安全だけれど、やわらかい室内用の縄なら、家の中でもできる場合があるよ。
ただし、天井や電灯、家具に当たらないか、下の階に音がひびかないかをよく確認してからにしよう。
Q4:子どもが縄跳びを苦手がって、すぐあきらめてしまいます。
A:最初からうまくできる子は、あまりいないんだよ。
「一回跳べたらえらい。」「今日は縄を回せただけでもすごいね。」と、小さなできたをたくさんほめてあげよう。
ゲームのように「ここまでできたらシール一枚」といった工夫も、やる気アップにつながるよ。
Q5:何回くらい跳べたらじゅうぶんですか。
A:「何回できれば合格」という決まった数字はないんだ。
その子なりに、少しずつ回数が増えていれば、それでじゅうぶん。
体力やペースには個人差があるから、まわりの子とくらべすぎないことが大切だよ。
Q6:雨の日や真夏など、外で遊べない日はどうしたらいいですか。
A:そんな日には、室内でできる「縄なし跳び」もおすすめだよ。
手だけで縄を回すまねをしながら、その場でジャンプするんだ。
これだけでもリズム感や体力アップにつながるし、本物の縄跳びの練習にもなるよ。
Q7:祖父母の私でも、いっしょに縄跳びをしても大丈夫でしょうか。
A:もちろん、体調に問題がなければ、ゆっくりペースでいっしょに楽しんでほしいな。
ただし、ひざや腰に不安があるときは、無理に跳ばず、縄を回してあげる役や、回数を数える役に回るのも立派な参加のしかただよ。
まとめ
縄跳びは、むかしから親しまれてきた、とてもシンプルで、あたたかい昔遊びだね。
少ない材料で始められて、遊び方も分かりやすく、ルールもむずかしくない。
それなのに、体力づくり、リズム感、集中力、自信づくりまで、たくさんの良いところを持っているんだ。
幼児のころは縄に親しむ遊びから。
低学年になったら前とびにチャレンジ。
中学年以上になったら、少しずつ技のバリエーションをふやしていく。
そんなふうに、その子の成長に合わせて遊び方を変えていけるのも、縄跳びの魅力のひとつだよ。
安全に遊ぶためには、場所や服装、つかれ具合に気をつけること。
そして、「できないところ」ではなく、「できるようになった一歩」に目を向けて、やさしく声をかけてあげることが大切だ。
祖父母や保護者の方が、自分の子ども時代の思い出をまじえながら教えてあげれば、きっと親子三代で楽しめる時間になるだろう。
どうか、この記事をきっかけに、親子や孫といっしょに、縄跳びを手にとってみてほしい。
外の空気を感じながら跳ぶ縄跳びは、心までポカポカとあたたかくしてくれるはずだよ。
昔遊びとしての縄跳びを、今の暮らしの中で、もういちどいきいきとよみがえらせてみよう。
子どもも大人も、心と体がポカポカになる昔遊び。
今日から親子で、やさしい縄跳び時間を始めてみませんか。

