昔遊びで孫と楽しく遊ぶ方法|高齢者でも安心のおすすめ遊び10選

高齢者と孫が室内で昔遊びを一緒に楽しんでいる温かい雰囲気のイラスト 教育・文化

この記事は、
「高齢者と孫が一緒に楽しめる昔遊び」を紹介する内容です。
年齢を重ねると体力は少しずつ落ちていきますが、
それでも孫と楽しい時間を過ごしたい気持ちは変わりません。

そんな願いをやさしくかなえてくれるのが、
昔から伝わる“昔遊び”です。
特別な道具や広い場所がなくても始められ、
世代をこえて心をつないでくれる温かな遊びです。

ここでは、
体力に自信がない方でも安心して楽しめる昔遊びを10個、
わかりやすくご紹介します。
今日からすぐに始められるものばかりですので、
ぜひ気軽に取り入れてみてください。

なぜ昔遊びは高齢者と孫にぴったりなのか

高齢者と孫が昔遊びについて楽しそうに会話している様子

年齢を重ねると、
どうしても体力は少しずつ落ちていきます。
若いころのように思いきり走り回ったり、
長時間外で元気に遊び続けたりするのはだんだんつらくなり、気がつけば膝や腰の調子が気になってしまうことも増えてきますよね。
家事や日常のちょっとした動きでさえ、
以前より疲れやすくなったと感じる方も多いかもしれません。

それでも――。
「孫と楽しい時間を過ごしたい」
「一緒に笑って、思い出をつくりたい」
「できることなら、できるだけ長く同じ時間を共有したい」

そんなあたたかな気持ちは、
いくつになっても決して色あせることはありません。
むしろ年齢を重ねるほどに、
孫と過ごす時間の大切さをしみじみ感じるようになります。

実は、
その願いをやさしく、
そして無理なくかなえてくれるのが、
日本に昔から伝わる“昔遊び”なのです。
特別な道具や広い場所がなくても始められ、
世代をこえて心をつないでくれる、
とてもやさしい遊びのかたちです。

昔遊びには、

  • 体力をあまり使わない
  • 室内でも楽しめる
  • お金がほとんどかからない
  • 自然と会話が生まれる
  • ゆっくりしたペースで進められる
  • 孫に知恵や経験を伝えられる

という、
世代をこえて安心して楽しむための魅力がたくさんあります。
また、
昔遊びを通して生まれる笑顔や会話は、
どんな高価なおもちゃにも代えがたい温かさを持っています。

昔遊びを選ぶときの大切なポイント

まず大切にしたいのは、
「無理をしないこと」です。
高齢者にとっても孫にとっても、
遊びは本来楽しいものであるはずです。
その楽しさを長く味わうためには、
体や心に負担をかけないことが何より重要になります。

せっかくの楽しい時間も、
疲れてしまったり、
ケガをしてしまっては本末転倒。
孫と過ごす大切なひとときが
つらい思い出になってしまっては、
とても残念なことです。
だからこそ、
高齢者と孫が安心して笑顔で楽しむためには、
次のようなポイントを意識すると安心です。

  • 座ったままでもできる
  • 激しい動きが必要ない
  • ケガの心配が少ない
  • 会話しながら楽しめる
  • 孫に“教えてあげられる”要素がある
  • 途中で休みながら続けられる
  • 準備や片付けが簡単である

これらの条件を満たしている遊びであれば、
年齢や体力に関係なく、
誰でも気軽に参加することができます。
無理のないペースでゆっくり進められるので、
心にもゆとりが生まれます。

何より大切なのは、
「上手にできるかどうか」ではなく、
「一緒に楽しめるかどうか」です。
できないことがあっても笑い合い、
少しできたらほめ合う――
そんなやさしい時間こそが、
昔遊びの本当の魅力と言えるでしょう。

このようなポイントを意識して遊びを選べば、
自然と笑顔あふれるひとときになります。
孫にとっても、
おじいちゃん・おばあちゃんにとっても、
心に残る温かな思い出になるはずです。

それでは、
具体的におすすめの遊びを見ていきましょう。

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① あやとり|指先だけで広がる小さな世界

ひも1本あれば、
どこでも始められるあやとり。
特別な道具も場所もいらず、
テーブルの上でも畳の上でも、
思い立ったその場ですぐに楽しめる手軽さが魅力です。
指先だけで形が次々と変わっていく不思議な遊びは、
昔から子どもたちの心をとらえてきました。
ひもがするすると動く様子を見ているだけで、
孫の目がだんだん輝いていくのを感じられるでしょう。

「ほら、これが“ほうき”だよ」
「次は“川”を作ってみようか」
「ここをこう持つと、きれいな形になるんだよ」

そんな言葉を交わしながら、
ゆっくり教えてあげる時間はとても穏やかです。
急ぐ必要はまったくありません。
うまくできなくても笑い合い、
できたときには一緒に喜び合えるのが、
あやとりならではのやさしいところです。

また、
あやとりは指先を細かく動かす遊びなので、
自然と集中力も高まります。
「次はどんな形になるかな」
と考えながら手を動かすことで、
考える力や想像力も刺激されます。
指先を動かすことは脳への良い刺激にもなり、
おじいちゃん・おばあちゃんにとっては
指の体操にもなるうれしい効果があります。

さらに、
孫に技を伝える喜びも味わえる――
まさに一石二鳥の遊びです。
昔覚えた技を思い出しながら教えるひとときは、
高齢者にとってもどこか懐かしく、
心があたたかくなる時間になるでしょう。
完成した形を一緒に眺める瞬間は、
世代をこえて気持ちが通じ合う、とても幸せなひとときです。

あやとりの詳しい遊び方は、こちらの記事でさらにくわしく紹介しています。
▶ あやとりの基本と簡単な技|子どもでもできる遊び方

② おはじき|静かでやさしい頭脳遊び

テーブルで高齢者と孫がおはじきを楽しんでいる様子

テーブルの上にコロコロと並ぶ色とりどりのおはじき。
赤や青、黄色や緑など、
まるで小さな宝石のようなガラス玉が並んでいるだけで、
どこか懐かしく心がほっと和みます。
小さなガラス玉をはじくたびに、
カチンと響くやさしい音が心地よく感じられ、
昔ながらの温かな雰囲気が部屋いっぱいに広がります。
その音を聞くだけで、
子どものころの記憶がふっとよみがえる方も多いのではないでしょうか。

おはじきの魅力は、
なんといってもルールのわかりやすさです。
ルールはとても簡単。
複雑な説明をしなくてもすぐに理解できるので、
初めて遊ぶ孫でも安心して参加できます。
だから小さな孫でもすぐに参加できます。
年齢の差があっても同じ土俵で楽しめるのは、
おはじきならではの良さと言えるでしょう。

遊び方も自由で、
いろいろなアレンジができるのも楽しいところです。
線の上に並べてはじいたり、
決めた数だけ取れるように競ったりと、
その場の雰囲気に合わせてゆったり楽しめます。
難しい技術や体力はまったく必要ありません。

勝ち負けよりも、

  • 指先の感覚
  • ちょっとしたコツ
  • 会話の楽しさ
  • 相手の動きを見る面白さ
  • ゆっくり考える時間

を味わえる、
のんびりした遊びです。
おはじきをはじく指先の感触や、
思いどおりに動いたときの小さな達成感は、
子どもにとっても大人にとっても心地よいものです。

「もう一回やろうか」
「次はこっちをねらってみよう」

そんな穏やかな会話を重ねながら遊ぶ時間そのものが、
かけがえのない思い出になります。
静かな遊びだからこそ、
孫の表情や成長をゆっくり感じ取ることができる、
心あたたまる昔遊びです。

おはじきのルールやコツについては、こちらの記事も参考にしてください。
▶ おはじき遊びのルールとヒント!その楽しさと勝つコツとは?

③ お手玉|懐かしさがそのまま力になる

お手玉は、
多くの高齢者にとって“体が覚えている遊び”。
子どものころに何度も練習した感覚が、
そのまま手のひらや指先に残っていて、
道具を手に取ると自然に動き出します。
特別な準備も広い場所もいらず、
椅子に座ったまま気軽に楽しめるところも、
お手玉のうれしい魅力です。

「おばあちゃん、すごい!」
「どうやるの?」
「もう一回見せて!」

そんな孫のキラキラした目を見ると、
思わず胸が温かくなります。
自分の経験や昔の思い出が、
今この瞬間にしっかりと役立っていると感じられるのは、
とても幸せなことです。

お手玉は、
派手な動きや強い力はまったく必要ありません。
大切なのは、
やさしいリズムとちょっとしたコツだけ。
ゆっくりとしたテンポで投げ上げて受け取る動きは、
心を落ち着かせる効果もあり、
孫と一緒に穏やかな時間を過ごすのにぴったりです。

最初はひとつから始めて、
慣れてきたら二つ、三つと
増やしていく楽しさもあります。
「今日はここまでできたね」
「次は三つに挑戦してみようか」
と声をかけ合いながら練習する時間そのものが、
かけがえのないコミュニケーションになります。

また、お手玉は指先をやさしく使うため、
自然と手の運動にもなります。
無理のない範囲で続ければ、
ちょっとした体操代わりにもなり、
健康面でもうれしい効果が期待できます。

何より、
昔の経験をそのまま活かせるのが
お手玉の大きな魅力です。
「昔はこうやって遊んだんだよ」
と思い出話を交えながら教えてあげれば、
孫にとっても特別な学びの時間になります。
世代をこえて同じ遊びを共有できるお手玉は、
心と心をやさしくつないでくれる、あたたかな昔遊びです。

④ 福笑い|笑い声があふれる団らんの時間

目隠しをして顔のパーツを並べるだけ。
たったそれだけの単純なルールなのに、
出来上がる顔は毎回まったく違い、
思いもよらない表情になることがあります。
それなのに、
なぜか大爆笑になってしまうのが福笑いの不思議なところです。
紙の上に並べられた目や鼻や口が、
少しずれるだけで思いがけないユーモラスな顔になり、
そのたびに部屋いっぱいに笑い声が広がります。

「そこそこ、もうちょっと右!」
「え~、変な顔になっちゃった!」
「次はおじいちゃんの番だよ!」

こんなやりとりが自然に生まれるのも、
福笑いの大きな魅力です。
難しい説明もいらず、
誰でもすぐに参加できるので、
小さな孫から高齢者まで一緒になって楽しめます。

家族みんなでワイワイ楽しめるので、
お正月や集まりの場にもぴったり。
特別な技術も体力も必要ないため、
初めての孫でも気軽に挑戦できます。
また、
目隠しをする人も周りで見守る人も
同じように楽しめるので、
その場にいる全員が自然と笑顔になります。

体を動かす必要がないので、
高齢者にも安心です。
椅子に座ったままでもゆっくり遊べるため、
体力に自信がない日でも無理なく参加できます。
さらに、
出来上がった顔を見て一緒に笑い合う時間は、
心の緊張をほぐし、
気持ちを明るくしてくれます。
福笑いはまさに、
世代をこえて家族の心をやさしくつないでくれる、温かな団らん遊びです。

お手玉のくわしい遊び方はこちらの記事で解説しています。
▶ 伝統を味わう!お手玉遊びの歴史と楽しむためのテクニック

⑤ 紙風船|やさしいリズムで心も弾む

室内で高齢者と孫が紙風船で遊んでいる穏やかなイラスト

ふわふわと宙に舞う紙風船を、
ポンポンと打ち合うだけ。
激しい運動ではなく、
ゆっくりとしたやさしい動きで楽しめます。
紙でできた軽い風船は、
まるで生き物のように空中をゆらゆらと漂い、
その動きを目で追うだけでも
自然と気持ちがほぐれていきます。
強く打つ必要もなく、
やさしく触れるだけでふわりと返ってくるので、
小さな孫でも安心して遊ぶことができます。

椅子に座ったままでもできるので、
体への負担はほとんどありません。
膝や腰に不安がある日でも無理なく楽しめるため、
「今日はあまり動きたくないな」というときにもぴったりの遊びです。
室内のちょっとした空間があれば十分なので、
天気や季節に関係なくいつでも始められる手軽さも魅力です。

「落とさないようにね」
「あと少しで100回だよ」
「今度はおじいちゃんの方に飛ばしてみようか」

そんなやりとりが、
自然と会話を生んでくれます。
回数を数えたり、
どちらが長く続けられるか挑戦したりと、
遊び方を自由に工夫できるのも楽しいところです。
紙風船を通して生まれる穏やかな笑い声は、
部屋の空気をやさしく温め、
孫との距離をぐっと近づけてくれます。
簡単だからこそ何度でも楽しめる、
心弾む昔遊びです。

紙風船の遊び方は、こちらの記事でさらに詳しくご紹介しています。
▶ 懐かしの紙風船の遊び方:子供と一緒に笑顔になれる秘密のテクニック

⑥ こま回し|孫に“すごい!”と言われる瞬間

こまを上手に回せたときの誇らしさは、
何度味わっても胸がわくわくする特別な感覚です。
それを孫に見せてあげられるのは、
経験を積んだ高齢者ならではの大きな楽しみであり、
ちょっとしたヒーローになれる瞬間でもあります。

ひもを巻く手つきや、
こまを投げる角度など、
こま回しには昔から培ってきた“コツ”がたくさん詰まっています。
体力よりも、コツと経験がものを言う遊びなので、
“おじいちゃん・おばあちゃんが主役”になれるのも大きな魅力です。
初めて見る孫にとっては、
その一つ一つの動作がとても新鮮で、
まるで魔法を見ているかのように感じられるでしょう。

最初はうまく回せなくても大丈夫です。
「こうやってひもを強めに引くんだよ」
「床にまっすぐ置くと回りやすいよ」
とゆっくり教えてあげれば、
孫も少しずつ上達していきます。
一緒に練習する時間そのものが、
かけがえのない思い出になります。

回ったこまをじっと見つめる孫の姿は、
とても愛おしいものです。
くるくると回り続けるこまを見ながら
「すごいね!」と目を輝かせる様子を見ると、
こちらまでうれしい気持ちでいっぱいになります。
こま回しは、
世代をこえて驚きと感動を共有できる、
あたたかな昔遊びです。

こま回しの基本やコツについては、こちらの記事が参考になります。
▶ 昔遊び:こま回しの魅力を大公開!遊び方や投げ方のすべて

⑦ 羽根つき|のんびりペースで心がつながる

羽根つきといっても、
昔のように勢いよく打ち合ったり、
勝ち負けにこだわったりする必要はありません。
ゆっくりとラリーを続けるだけでも十分楽しい遊びです。
羽根がふわりと空中を舞い、
それをそっと打ち返すやさしい動きは、
見ているだけでも心が落ち着きます。

特に高齢者と孫が一緒に遊ぶ場合は、
速さよりも“続けること”を楽しむのがポイントです。
回数を重ねるごとに自然と呼吸が合い、
いつのまにか二人のリズムが生まれていきます。

「もう少し優しく打ってみようか」
「今のはとても上手だったよ」
「次はおばあちゃんに返してみよう」

と声をかけ合いながら、
穏やかな時間を過ごせます。
こうした何気ないやりとりの積み重ねが、
孫との距離をぐっと近づけてくれます。
羽根つきは体だけでなく、
心もやさしくほぐしてくれる遊びなのです。

また、
室内用の軽い羽子板を使えば、
安全面も安心です。
広い場所がなくても楽しめるので、
リビングや和室など身近な空間で気軽に始められます。
無理のない範囲でゆっくり遊べるため、
体力に自信がない日でも安心して取り組めます。

笑顔でラリーが続いたときのうれしさは、
年齢に関係なく格別です。
のんびりとしたペースで羽根を打ち合うひとときは、
世代をこえて心と心をつないでくれる、
あたたかな昔遊びです。

羽根つきのくわしいルールや遊び方はこちらをご覧ください。
▶ 初心者でも簡単!二人で楽しむ!羽根つきのルールと遊び方を完全ガイド

⑧ 貝合わせ|静かに楽しむ大人の昔遊び

貝合わせは、
日本の伝統文化を感じられる落ち着いた遊びです。
ゆったりとした時間の中で、
ひとつひとつの貝の絵柄を
ていねいに見つめながら合わせていく
静かな楽しさがあります。
派手さはありませんが、
心を穏やかにしてくれるやさしい魅力を持った昔遊びです。

テーブルの上に並べた貝をゆっくりと手に取り、
同じ絵柄を探していく時間は、
まるで小さな宝探しのよう。
急ぐ必要がまったくないので、
高齢者でも無理なく楽しむことができます。
孫にとっても、
普段あまり触れることのない
日本の伝統に自然と親しめる貴重な機会になります。

「昔はね、こんな遊びをしていたんだよ」
「貝には一つ一つ違う絵が描いてあるんだよ」

そんな思い出話や昔のくらしの話をしながら遊べば、
ただのゲーム以上の豊かな時間になります。
静かに向き合いながら会話を重ねることで、
世代をこえた心のつながりが
ゆっくりと深まっていきます。

貝合わせは、
勝ち負けを競う遊びというよりも、
相手と同じ時間を共有すること自体を楽しむ遊びです。
落ち着いた雰囲気の中で過ごすひとときは、
忙しい毎日の中ではなかなか味わえない、
やさしくあたたかな時間となります。

そんな穏やかなひとときは、
孫にとっても心に残る特別な体験になります。
日本の文化と家族の思い出がやさしく結びつく、
上品であたたかな昔遊びです。

さらにくわしい遊び方や由来は、こちらの記事でやさしく解説しています。

⑨ 竹とんぼ|一緒に作る喜び

竹とんぼは、
ただ飛ばして遊ぶだけでなく、
飛ばすこと以上に“作る過程そのもの”が楽しい昔遊びです。
市販のおもちゃとは違い、
自分たちの手で一つひとつ形にしていく楽しさがあり、
その時間がそのまま大切な思い出へとつながっていきます。

一緒に材料を選び、
竹を削り、
羽の角度を考えながら形を整えていく時間は、
まるで小さな工作教室のようです。
「ここをもう少し丸くしてみようか」
「この向きだとよく飛ぶんだよ」
などと声をかけ合いながら作業するひとときは、
自然と会話がはずみ、
孫との距離をぐっと近づけてくれます。

工具を使う場面でも、
無理のない範囲で安全に進めれば、
孫にとってはとても貴重な体験になります。
物を大切に作り上げることの面白さや、
手仕事のぬくもりを伝えられるのも竹とんぼづくりの魅力です。
高齢者にとっても、
昔の知恵や経験を活かして教えてあげられるので、
自然と主役になれるうれしい遊びと言えるでしょう。

そして、
完成して空に飛び上がった瞬間の達成感は、
何にも代えがたい思い出になります。
自分たちの手で作った竹とんぼが
風を切って高く舞い上がるのを見ると、
孫の顔には大きな笑顔が広がります。
その喜びを一緒に味わえることこそが、
竹とんぼ遊びのいちばんの魅力です。
作る楽しさと遊ぶ楽しさの両方を味わえる、
心あたたまる昔遊びです。

竹とんぼの作り方と遊び方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 竹とんぼの作り方と飛ばし方をやさしく伝える親子の昔遊び

⑩ 遊びを“教えてあげる時間”そのもの

実は、
昔遊びは必ずしも道具がそろっていなくても大丈夫です。
孫と向き合って、
静かに言葉を交わす時間そのものが、立派な昔遊びのひとつになります。

  • 昔はどんな遊びをしていたか
  • 子どもの頃の楽しかった思い出
  • 友だちと笑い合った出来事
  • ルールやちょっとしたコツ
  • 失敗したときのエピソード

こうした話を、
急がずゆっくり聞かせてあげるだけでも、
孫にとってはかけがえのない体験になります。
テレビやゲームでは味わえない、
生きた言葉のぬくもりがそこにはあります。

「昔はね、外でこんなふうに遊んでいたんだよ」
「この遊びにはこんなルールがあってね」

とやさしく語りかける時間は、
孫にとって新しい発見の連続です。
実際に遊ばなくても、
話を聞くだけで想像力がふくらみ、
心の中に豊かな世界が広がっていきます。

また、
高齢者にとっても、
自分の人生をふり返りながら話すことは
大きな喜びです。
昔の記憶を思い出し、
それを孫に伝えることで、
「自分の経験が役に立っている」
というあたたかな実感を得ることができます。

“教えてもらった記憶”は、
きっと大人になっても残る宝物です。
遊びの上手さよりも、
一緒に過ごした時間のやさしさこそが、
孫の心に深く刻まれていきます。
何気ない会話の積み重ねが、
世代をこえて家族の絆を強くしてくれるのです。

安全に楽しむための大切な注意点

楽しい時間を守るためにも、
まずは安全と健康をいちばんに考えて、
次のことを心がけましょう。
孫との大切なひとときを長く楽しむためには、
ほんの少しの気配りがとても役に立ちます。

  • 長時間やりすぎない
  • 無理な姿勢を取らない
  • 転びやすい場所で遊ばない
  • 目や腰に負担をかけない
  • こまめに水分をとる
  • 遊びやすい明るさと室温を保つ
  • 道具は手の届く場所にまとめておく

また、
体調があまりよくない日には
無理をしないことも大切です。
「今日は少しだけにしようね」
と声をかけ合える関係があれば、
安心して楽しむことができます。
孫が小さい場合は、
誤飲やケガの心配がないかを
大人がさりげなく見守ってあげましょう。

何より大切なのは
「楽しむこと」です。
上手にできるかどうかよりも、
一緒に笑い合える時間そのものが宝物になります。
疲れたらひと休みしながら、
お茶を飲んだりおしゃべりをしたりして、
のんびりとしたペースで進めてください。
安全に気を配りながら楽しめば、
昔遊びの時間はますます心地よいものになります。

孫と心を通わせるためのコツ

昔遊びで一番大切なのは、
勝ち負けではありません。
点数や結果にこだわるよりも、
同じ時間を分かち合い、
笑顔で向き合うことこそが本当の目的です。
上手にできなくても、
思いどおりにいかなくても、
その過程そのものを楽しめる心のゆとりが何より大切になります。

  • たくさんほめる
  • 失敗しても笑い合う
  • ゆっくりしたペースで進める
  • 教えるより“一緒に楽しむ”
  • 小さな成長を一緒に喜ぶ
  • 孫の気持ちにやさしく寄り添う

こうした姿勢を意識するだけで、
遊びの雰囲気は驚くほどあたたかくなります。
うまくできたときには心からほめてあげ、
できなかったときには「またやってみようね」とやさしく声をかけてあげましょう。
そのひと言ひと言が、
孫の自信と安心感を育てていきます。

この気持ちがあれば、
どんな遊びでも幸せな時間になります。
特別な道具や新しい遊びでなくても、
ただ一緒に笑って過ごすだけで、
かけがえのない思い出が生まれます。
昔遊びは、
そのためのやさしいきっかけにすぎません。
大切なのは遊びの内容ではなく、
そこに流れる穏やかであたたかな時間なのです。

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まとめ|昔遊びは心をつなぐやさしい魔法

昔遊びを通して高齢者と孫が心を通わせている温かなイラスト

昔遊びは、
高齢者と孫をやさしく結んでくれる
素晴らしいコミュニケーションの道具です。
世代のちがいを自然に越えて、
同じ目線で笑い合えるきっかけをつくってくれる、
とてもあたたかな時間の贈り物でもあります。

  • 体力がなくてもできる
  • 会話が自然に生まれる
  • お金もほとんどかからない
  • 思い出を共有できる
  • 年齢に関係なく楽しめる
  • 心の距離をそっと近づけてくれる

あなたが子どもの頃に楽しんだ遊びは、
今も変わらず、
孫を笑顔にする力を持っています。
昔覚えた小さなコツや遊び方の記憶は、
時をこえて今も生きていて、
孫との新しい物語を生み出してくれます。
特別な場所や高価な道具がなくても、
やさしい気持ちさえあれば、
昔遊びはいつでも始められます。

どうぞ無理のない範囲で、
ゆっくりと。
昔遊びを通して、
あたたかな思い出を一つひとつ積み重ねてみてください。
上手にできなくても大丈夫です。
笑ったり、
失敗したり、
もう一度挑戦したり――
そのすべてが大切な思い出になっていきます。
季節の移ろいとともに重ねていく時間は、
きっと家族の心をやさしく包みこんでくれるでしょう。

それはきっと、
孫にとっても、
あなたにとっても――
一生の宝物になるはずです。
そしていつか、
その思い出はまた次の世代へと受け継がれ、
新しい笑顔へとつながっていくことでしょう。

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